抜毛症との向き合い方 【ウイッグ編】

私はかれこれ32年近く抜毛症との付き合ってます。私は一部ではなく、全頭脱毛でした。

15年前くらいから、頭頂と側頭が脱毛している一部脱毛状態に改善してきていますが、フルウィッグを活用している毎日です。

 

抜毛は、自分でも例えようがないくらいのストレスを感じたら、抜かずにはいられない…気付いたら抜いてしまっている。一度抜き始めたら、自分でも止め方がわからないくらい、無我夢中で抜いて抜いて抜きまくってという状態です。抜いている時の快感と罪悪感、抜き終わった後のスッキリ感と裏腹にかなりの絶望感と悲しさ、自己否定をしてしまいます。この繰り返しを32年間続けています。

 

しかし、最近は抜く量も回数もかなり減少してきていて、しかし少しだけ改善の兆しが見えてきつつあります。

 

改善方向に向かわせてくれたのは、一つは良いウィッグに出会えたからです。

つけている間、とても自然で自分の毛髪でいるような感覚なんです。しかも、私は抜き防止も兼ねてウィッグをクリップなどで固定するタイプではなく、額を挟む両耳の間は、全てテープで固定しています。そうすると直接自分の髪の毛に触れることが難しくなり、抜毛しにくくなりました。もちろん、ウィッグは寝ている時も一日中付けっ放しにしています。劣化しますが、抜毛を回避するためと諦めています。

30㎝の長さのウィッグを使用していて、もみあげも出せて自由にアレンジもできるタイプを購入しています。お値段20万ほどでお高いですが、堂々と人前に出ることができることに比べれば安いと考えていて、1年に一度の頻度で交換しています。

『ワンステップ』

https://www.glowing.jp/

私は、フィーラインを使用しています。

かなり信頼できるウィッグに出会えて、私の抜毛症は改善してきているように思えます。

何より、長い髪の毛にして束ねたり、アップにしたらすることができること。肌への負担も少なく、フィット感もあるので自然でいられること。女性だからこそのオシャレを楽しめること。

 

抜毛症の原因は、心理的ストレスが大きです。

自己否定や自分に自信が持てないこと、これが抜毛症の原因だと考えています。

その部分を解消してくれているように感じます。脱毛を隠すためのアイテムではなく、治療のアイテムと感じています。